植物栄養学研究室 〜三宅親弘のホームページ〜

2.  光合成研究の必要性




◆ 光合成研究の必要性

この研究室における私の位置づけは、植物が生きていく上で必須である光合成、つまり炭素獲得に関する部分を担うことになります。植物の栄養獲得は、まさしく光合成を支えるためにあるもので、非常に重要なテーマですし、光合成産物の最終的な活用が種子でなされるわけですし、光合成は植物、作物の生涯において柱となるものであります。たとえて言えば、光合成のもつ機能は、車におけるエンジンでありますし、光合成の能力が高いとはまさしくハイパワーな車に相当するものと言えます。したがって、植物の光合成能力を維持する、または高めるなどの研究が世界的に多く試みられているわけですが、このようなことをイメージしていただくと、植物・作物の生産性向上が想像できるかと思えます。