植物栄養学研究室 〜三宅親弘のホームページ〜

これまでの研究内容




ここには、概要を記します。以下の仕事に対する、詳細なコメントなどエピソードは、追い追い追記する形で述べたいと思っております。

主な、これまでの研究内容は、「植物の環境ストレス耐性メカニズム解明」であり、植物の酸化障害ストレス回避において、葉緑体での活性酸素制御の観点から、活性酸素消去メカニズム、活性酸素生成抑制メカニズムの解明および葉緑体工学によるストレス耐性植物の作出に分けられます。

植物が、太陽光の下で光合成を営む際、葉緑体が吸収した光エネルギーにより不可避的に活性酸素が生成します。その生成は、植物が、貧栄養、乾燥、低温、塩害など光合成が抑制される条件下で、劇的に促進されることが予想され、生成した活性酸素が消去されなければ、植物は酸化的障害により枯死してしまいます(図@)。

                ◆ 図@ 「枯死のメカニズム」 ◆